2018年に聴いたアルバムまとめ

さあ、実家に帰ってきたところで全くすることがないので、このような記事を書いている次第でありますが、2019年いかがお過ごしでしょうか?僕は元気です。

 

ということで本題に入りましょう。2018年はあまりCDは買ってなかったんですが、いいアルバムばかりだったので、コスパは最強でした。神です。心眼使いかなんかでした、2018年の俺は。

 

1.the pillows/REBROADCAST

the pillowsの「REBROADCAST」をApple Musicで

去年のNOOK IN THE BRAINがほんとに最高のアルバムだったので期待値はそこまで高くありませんでしたが、出てみたら最高でした。M3のニンゲンドモを書いちゃう尖り具合が最高。齢50のおじさんがコンビニで飲み物横にされたくらいでぶち切れてるのが最高。この曲は歌詞を見ながら聴いて、山中さわおという男を楽しんでほしい。ところでいつからかサウンドが歪み強めでローファイサウンドになってるんですよね。この変更が俺の趣味ドンピシャで「俺のギター爆音でブンブンブン」って感じです。アルバムとしてかなり聴きやすいので是非聴いてね。

 

2.髭(HiGE)/STRAWBERRY ANNIVERSARY

髭 (HiGE)の「STRAWBERRY ANNIVERSARY」をApple Musicで

去年15周年のアニバーサリーということでこのタイトルらしいです。こういうところが髭ちゃんらしくてほんとに好き。内容的には前作の「すげーすげー」の続きみたいな感じらしくて、頭を空っぽにして髭ちゃんワールドを満喫できます。こういうこと言ったら怒られるかもしれないけどほんとに中身がなさげな感じが好きなんだよな。こんなバカなアルバム作っといて、前々作の「ねむらない」みたいなアルバムでダークな世界観にも引き込める須藤さんは天才ですね。

 

3.Mr.Children/重力と呼吸

前作の「REFLECTION」からかなり久しぶりのアルバム。前作は何回聴いても味がするものすごいアルバムだったので出してくれるだけで最高って感じだったし、コバタケから離れて2作目ってことでちょっと不安だったが、ここにきてロックバンド「Mr.Children」を極めてくるとは度肝抜かれました、やっぱり俺はロックバンドが好きなんだなと思い出せた感じがしたよ。生々しいバンドサウンドがほんとにたまんねーんだわ。幸運なことにライブを人生で初めて観に行くことができて、そこで最強のロックバンドなんだと認識できました、あの景色は一生心に残るんだろうなー。細かいことは聴いて確かめてくれ。

 

4.Snail mail/Lush

Snail Mailの「Lush」をApple Musicで

俺の頭の中にある「オルタナってこうだよなぁ!?」みたいな音が鳴ってるアルバム。敏感な人は知ってる2018年を代表するアルバムらしいけど、あんまりそういう気分で過ごしてなかった中でこのアルバムを見つけられてほんとにラッキーだった。プールかなんかで一人ぷかぷか漂いながら聴いてたい浮遊感がたまらない一枚。オルタナが好きと自称するならぜひ聴いてほしい。

 

5.Cloud Nothings/Last Building Burning

Cloud Nothingsの「Last Building Burning」をApple Musicで

この時代にこんな脳みそが沸騰しそうになるアルバムが聴ける幸せを噛みしめたい。ローファイサウンドにガラガラ声のボーカル、クッソ早いテンポetc…最高な理由をあげだしたらキリがない。退廃的な世界観がほんとにいい。俺の語彙じゃ良さを文字にはできないので、聴いてみたらいかがですか?

 

6.THE PINBALLS/時の肋骨

THE PINBALLSの「時の肋骨」をApple Musicで

大好きなピンズの記念すべきメジャー1stフルアルバム。インディー時代からすっかりミニアルバム職人の様相を呈していたピンズだったけど、フルアルバムでも最高なんだぜ。熱量が爆発してる3分もないロックンロールやM4「失われた宇宙」M12「銀河の風」のような聴いただけで歌詞で描かれる世界に意識がぶっ飛ばされるような美しい曲、M7「ヤンシュヴァイクマイエルの午後」M8「風見鶏の髪飾り」みたいな優しい曲。バラエティーに富んだフルアルバムの尺でも飽きさせない一枚。インディー時代に出た初のセルフタイトルフルアルバムでは12曲を一年に見立てたらしいけど、今回は12曲を一日に見立てて、M1からM6、M7とM12を対照的なつくりにしているとのこと。こういう遊び心というかアルバムをただの一枚にしないようにみたいな心意気がほんとに大好きです。

 

7.brainchild's/STAY ALIVE

brainchild'sの「STAY ALIVE」をApple Musicで

イエモンのギターリストエマのソロプロジェクトバンドbrainchild'sのボーカリストがいつからか俺の心をわしづかみにして離さない男渡會将士になったということで聴いてみたらマジ最高だった。手元にCDがないのでわからないけど、作詞は渡會とエマだったんだけど、作曲はどうなんだろうね。どこか渡會らしさも感じるんだが、曲が最高だったら誰が書いたとかはどうでもいいのかもしれんな。とにかくリフが大好きで、流石時代を作ったバンドのギタリストだなと思いました。アラバキで見たエマはまさしくギターヒーローだった。前作の「HUSTLER」も最高だから聴いて。去年一番好きになったバンドかもしれん。現体制のうちに一回ライブいきてーな。

 

8.Sound Schedule/456

旧譜編です。某配信者の信者だったら「オーイシマサヨシ聴いてみようかな」ってなった人も多いのでは?もれなく俺もその一人で、特にこのアルバムがツボでした。ソロでキラキラしてるオーイシお兄さんがやってたとは思えない尖りよう。特にM5「ペンネの女」がその典型で、嫌いな女の前で歌ってみてーと思いながら聴いてます。嫌いな女の子なんていないんですけどね、なんせモテないから、女の子とも触れ合いが極端に少ないから。こういう曲が大好きなのがその一因だとも知らずに生きています。こういう尖った曲だけじゃなくて普通にいい曲もあります。代表曲「ピーターパンシンドローム」は不変の名曲だと思うし、この時期のオーイシは切ない恋敗れたようなラブソングで名曲を量産していたので是非。おセンチな人は聴いたらグッとくると思います。

 

9.FoZZtone/カントリークラブ

FoZZtoneの「カントリークラブ」をApple Musicで

これも旧譜。ほんとにFoZZtoneが、渡會将士が大好きな一年で、一枚に選ぶのは難しいんだけど、好きな曲がいっぱい入ってるこのアルバムにしました。友達に絶対これ好きだから聴けと押し付けたところ、隙あらばフレーズを口ずさんでしまうほどにはまってしまったようでおじさんはすごくうれしいです。もう俺が勧めたか自信なくなるくらい詳しくなっているようで、もしかしたら俺が勧めてないのかもね(?)とにかく気怠さとダサさとたまに見せる激しさが大好きで。いとしさと切なさと心強さとなわけです。篠原涼子は群馬出身なわけです。はい。高校生の時に出会いたかったなとか思いながら、遅れてきた青春の匂いを感じながらFoZZtoneを聴いてます。ほんと最高。

 

10.Radiohead/The Bends

レディオヘッドの「The Bends」をApple Musicで

ALL TIME MY BEST ALBUMです。俺のロックの始まりで、俺の人生のすべてで。この一枚に無限の思い出が詰まっています。世界が滅びる日にはこのアルバムを聴きながら死にたいし、世界が滅びなくても棺桶にこのアルバム入れて焼いてほしいし、花の代わりにこのアルバム敷き詰めてほしいし、背中にプラスチックが突き刺さってもかまわない。そんな一枚です(?)このアルバムは曲単位でも、アルバムの流れとしてもケチのつけようがなくて、俺は日本版を聴いてるんだけど、あの日本版特有のカップリング曲を雑にぶっこんだあれね。大体の場合はそれのせいでアルバムが重くなったりするんだけど、これに関してはそんな心配は無用でカップリングの2曲も最高なんだ。もう神なんだ。唯一ケチをつけるとすれば、人間の中にこのアルバムを聴いたことないやつがいるっていうことくらいかな。悪いのはお前らだぞ。みんな聴け。バ〇どもが。

 

そんなわけで10選でした。言葉で音楽の良さを語るのは難しくて、この記事ではそれが絶対的に出来てないんだけど、とにかく聴いてみなよ。音が聴こえる耳と感性があればわかるよ、良さなんて。