#私を構成しない9枚

 

なんだかんだ言ってはいたが、書きたいことがあった。それが題の通りの事柄についてである。一週間くらい前にtwitterで見つけて面白そうだなと思い、考えてみたところ案外楽しかったので、普段、こういうの聴いてるみたいのをやらない(たぶんやってるようには思われているだろうが)私ではあるが、さらっと書き記していきたい。(めちゃくちゃ長くなちゃったと追記。ごめんね。)

 

1.Lisenced to Ill / Beastie Boys(1986)

 

アメリカにおける白人ヒップホップのパイオニアであるところの彼らの1stアルバム。4枚目の「Ill Communication」が名盤扱いされる中、なぜ1stなのかというと、

 

1stアルバムってよくね?!

 

と思っていた時期に、よく見ずに、いいらしいという情報だけで買った一枚であるからという底の浅い理由である。感想としては、

 

1曲もちゃんと聴けてないから知らね

 

て感じである。理由としては、幼き頃に今でも大嫌いな父親が車の中でやたらにヒップホップだのラップだのを流していたことで嫌いになった。それだけ。偏見でものを言うことに定評のある私は、ヒップホップやラップはイケている人の音楽だと思っていたが、陰気で必要なことさえ話さない父親とのギャップが耐えられなかった。

 

私の中でヒップホップ、ラップは父親に殺されたのだ

 

ただ、ロック×ヒップホップがコンセプトであるかっこいいアルバムらしいのでオススメ。


Beastie Boys - Fight For Your Right

 

2.A Rush of Bllod to The Head / Coldplay(2002)

 

言わずと知れたUKのモンスターバンドの2ndアルバム。高校時代に洋楽に触れたての私は、有名なバンドの一番いいアルバムを聴こうということでこれを購入。ただ一言。

 

眠い

 

もうそれだけ。最後まで意識が保てた記憶がない。これによりColdplay=睡眠薬という認識が完成し、このアルバム以外聴いたことない。案外ポップなアルバムもあるらしいからもったいないとは思うが、、、ただ寝る前によく流しているので、ある意味では私を構成している一枚。


Coldplay - The Scientist

 

3.Appetite for Distruction / Guns N' Roses(1987)

 

これもデビューアルバム。ハードなギターサウンドに、アクセル・ローズの甲高い歌声が響く名盤。日本でもちらほら使われてるみたいだから知ってる曲も多いのでは?間違いなく世界的な名盤ではあるのだが、なぜかあんまり印象に残らないんだよな、、、カッコいいんだけどね。余談だが、最後の曲では、元メンバーとその当時の彼女の行為の声がそのまま使われているらしいよ。それだけ。


Guns N' Roses - Welcome To The Jungle

この曲は大好き

 

4.Kasabian / Kasabian(2004)

 

経歴や評価をみればなぜか好きになってもおかしくないのに、なぜか好きになれないバンド第一位(私調べ)のKasabianの1st。あのノエルが事あるごとに褒め称え、かわいがっていることで有名だが、私はサッカーゲーム「FIFA13」でサントラで「Club Foot」が流れていて、気になって買った。炎天下の中、ドコモショップへの道中で聴いていたが、ピークは冒頭3分半。

 

「Club Foot」以外好きじゃねー

 

ひどくがっかりした思い出がある。そんな一枚。


Kasabian - Club Foot

ああー、サッカーしたいなー

 

5.Who's Next / The Who(1971)

 

説明不要の大名盤ですね、はい。でも好きじゃない。客観的に見ても素晴らしいアルバムであることは間違いないのだが、高校生の時に友達にあるものを見せられたのが、このアルバムを好きになれない最大の理由である。それがこれ。


ギター壊し Guitar Smash

これの40秒あたりから。当時見たのは多分これじゃないんだけどね。

これがThe Whoのイメージである。どんな激しいロックを聴かせてくれるんだいと期待していた私の耳には1曲目の電子音。???そして広大な世界観で続くアルバム。訳が分からなくなった。そんな思い出。


The Who - Baba O'riley

これが1曲目

 

6.Hybrid Theory / Linkin Park(2000)

昨年あまりに突然の終わりを迎えたLinkin Parkの1st。ヒップホップからインダストリアルを飲み込んだミクスチャーロックアルバム。めちゃくちゃカッコいい。それは認めるが、出会ったタイミングが悪かった。幼き日に父親にヒップホップを殺され、初めて聞いたロックがRadioheadの私には合わなかった、、、こういう音楽が好きだったら、、と思わせる一枚である。


Points Of Authority (Official Video) - Linkin Park

 

7.Power,Corruption&Lies / New Order(1983)

 

今やこっちの方が有名なのでは?と最近よく思う伝説のポストロックバンドJoy Divisionの後進バンド。私は、高校生の時に友達から借りたJDにドハマりしたのがきっかけで聴いた(借りた中でJDが一番好きと言ったらマジかよ見たいな顔をされた記憶がある。)音楽性としては、テクノ、エレクトロを取り入れた近代的な感じ。しかし、電子音が好きじゃない上に、JDが大好きすぎて受け入れられなかった。ただこのバンドは好きだよ?いつまでたっても演奏が上手くならないところとか、バーナードがよくキーを外すところとか大好き。JD時代の曲もよくやってくれるしね。


New Order - Blue Monday

でもこの曲は別格。いつ聴いても泣いてしまう超名曲。ぜひ聴いてほしい。

 

8.Nirvana / Nevermind(1991)

私の趣味を知っている人は???となるだろうが間違いではない。このアルバムは好きじゃない。1stの荒々しさと、3rdの今にも死にそうな暗い世界が好きな私にはまとまりすぎているイメージしかない。このアルバムだけ聴いてNirvanaを語るやつは、残り二枚貸すから言え!そんな感じ。このアルバムの曲は特に無茶苦茶やってるライブ映像の中でも特に無茶苦茶な演奏が多い気がする。このアルバムがこんなにも売れなかったらどうだったのだろうと考えてしまう今日この頃。


Nirvana - Smells Like Teen Spirit (Live at Reading 1992)

カートが1994年にこの曲を演奏する前に「契約の関係で仕方なくこの歌を歌う。だけどこの曲は俺たちの人生を、そしてシアトルを台無しにした。そして、たぶんお前らも。」と言った、とwikiで読んで心が痛くなった。そして、このチューニングもガタガタで適当にかき鳴らされた死んだ木からそんな声が聞こえてきそうな演奏。イントロのクリスの「マジかよ、、、」みたいな顔が印象的。あと、ライブ映像でいつも真ん中で踊ってるやつって誰なんだろうね。ちょっと気になる。

 

9.Kid A / Radiohead(2000)

 

これも???案件。まず一つ明らかにしたいのはこのアルバムは死ぬほど大好きで、耳にタコができた後にもまだ聴いてるくらい好きなアルバムだということ。これは革命的なアルバムでRadioheadの音楽性はここからより複雑化したんじゃないかな?一人、暗い部屋の隅で目を閉じて聴くと、そのまま自分が消えてなくなりそうな圧倒的な世界観。いつ聴いても震える。ただ、他人には勧められないかなー、音源渡したときに「Kid Aが一番好き」なんて言われたら引くもん、確実に。あとは、前作までの魅力の一つだったギターの絡みがなくなり、どうやってんだかよくわからない音、ギターから出てるとは到底思えない音が曲を支配していることでジャンルがガラッと変わってしまい、エクスペリメンタルロックと呼ばれているらしいよくわからない分類にされていて、このアルバムが好きだからってその領域に踏み入ろうと思えず、このアルバムだけで完結しているところを受けて選んだ。

 

正直言うとめちゃくちゃリサーチしてから新しい音楽を探す私からしたら

 

そんな好きじゃない名盤なんてあんまり聴いたことないんだよ

だからKid Aも無理やり入れたよ許して!

 


Radiohead - How To Disappear Completely (BBC Session)

題の通り消えたくなる曲。震えるね。

 

これが私が選んだ9枚である。

 

長いわ

 

好きでもないアルバムについてこんだけ長々書けちゃう当たり自分でも驚きを隠せない。最後に一言。

 

長いからちゃんと読まなくていいよ

 

以上